私は、生まれたのは東京都世田谷区ですが、実際に幼少期を過ごしたのは埼玉県川越市です。
NHKの大河ドラマでおなじみの、源義経の正妻の出身地です。
江戸時代には「小江戸」と言われ、けっこう歴史のある街です。
近くには入間川が流れ、のんびりとしたいい所です。
このような川越で育った私ですが、小学校に入学後、すぐに父の仕事の都合でイギリスのロンドンに引っ越しました。
小学校時代はロンドンで過ごしました。
ロンドンの中心部からやや離れた Harrow on the hill (丘の上のハーロウ)という街に住んでいました。
その名のとおり丘のある街で、その丘から家が近かったこともあり、丘は私の遊び場でした。
その丘の頂上からは、Harrowの街が一望でき、そこから見る景色は最高です。
晴れた日には、エリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城が遠くに見えます。
あの丘の上からの景色は、私はガイドブックには載っていないロンドンの隠れた名所ではないかと思っています。
イギリスに行かれる方がいらっしゃいましたら、ぜひ行かれてみてください。
「Harrow on the hill」という地下鉄の駅からすぐです。
当時小学生だった私は、日本人学校には通わず、ロンドンの公立の学校に通っていました。
Roxeth First and Middle School という小学校と中学校が一緒になったような学校でした。
一クラス25人ほどで、クラスには日本人は私一人でしたが、ほかに黒人の人もいましたし、キプロス人もいました。中国系の人もいました。
このとき初めて、「世界は広い。世の中にはいろいろな人がいるんだ」ということを子供心に知りました。貴重な経験でした。
当たり前の話ですが、やはり国によって教育内容って違うんですね。
その学校では週に三回ある体育の時間は、雨さえ降っていなければ、すべてサッカーでした。
もちろん男子だけですけども。
でもそのおかげでサッカー大好き少年に育ちました。
向こうの子供達は、男子は休み時間もほとんど全員がサッカーをしています。
さすがサッカーの母国ですね。
ベッカムなども、こうして子供の頃からサッカーに親しんで育ったんでしょうか。
私ももう少し若ければ、ベッカムと一緒にサッカーを出来ていたかも!?
昼食の時間も個々人で決めていいんです。
給食を食べる生徒、お弁当を持ってくる生徒、なかには家に食べに帰る生徒もいるんです。
バラバラです。
皆が同じ給食を食べたりする日本とは、かなり違いますね。
日本に帰国後は、英語は忘れてしまいましたが(笑)、サッカーについてはサッカー部に入部して続けていました。
最近はめっきりボールを蹴ることもなくなり、応援する側になってしまいましたが、ぜひ機会を見つけてまたやりたいです。
今でも一番好きなスポーツです。